社内No.1のスキルを発揮し、本当に価値のある情報提供を ― 動画マーケターが語るコンテンツにかける想い

社内No.1のスキルを発揮し、本当に価値のある情報提供を ― 動画マーケターが語るコンテンツにかける想い

古川
マーケティング本部

古川

Furukawa

新卒でホテルに入社し接客のプロとしての経験を積み、トヨクモには2018年に中途入社。 動画や写真の撮影、編集、配信に関して、トヨクモの中でパイオニア的存在。現在もディレクションを含む動画に関連する制作全般と、オンラインイベントの企画・配信を担当する。


前職で感じた「非効率な働き方を変えたい」という想いを胸に、未経験からIT業界へ飛び込んだ古川さん。動画マーケターとして、アニメーションからインタビュー動画まで、幅広いコンテンツを制作。企画から撮影、編集、配信までを一貫して担い、お客様の課題を正確に捉えた映像で価値を伝え続けています。

コンテンツ制作において、「お客様が本当に求めている情報」を常に追求し、「社内No.1のスキル」を発揮する存在に。トヨクモの理念「すべての人を非効率な仕事から解放する」を体現する、古川さんの仕事観とクリエイティブへのこだわりをお話しいただきました。

前職での非効率な業務がきっかけでIT業界に。「信頼できる企業」だと感じて入社

―トヨクモに入社するまで、どのようなキャリアを歩んできたのか教えてください。

新卒でホテルに入社し、フロントや会員制ラウンジ、フレンチレストランなど様々な部門で接客を経験しました。ホテルには年齢や国籍を問わず、幅広い層のお客様がいらっしゃいます。お客様一人ひとりの視点に立ち、どなたにも快適に過ごしていただけるようなサービスを常に心がけていました。

特に会員制ラウンジでは、100名近い会員様のお顔やお名前はもちろん、家族構成や出身地まで頭に入れ、常にアンテナを張って臨機応変に対応することが求められる環境でした。

同僚や上司には恵まれていたものの、キャリアを重ねる中で、接客スキル以外にも自身の能力を広げてみたいという想いが芽生え始めました。

そう考えるようになったきっかけの一つは、外注業者とのやり取りや会員様の情報管理などを担当する中で感じた、アナログ業務の多さへのもどかしさです。とにかくほとんどの業務が紙ベースだったり、顧客情報を暗記したりしていたんです。デジタル化が進んでいるいま、この体制って実はすごく非効率なのではないかと感じるようになりました。その危機感から、IT業界への転職を考え始めました。


―数あるIT企業の中から、トヨクモを選んだ決め手は何だったのでしょうか。

私が企業選びで最も重視していたのは、「チャレンジして成長できる会社」と「信頼できる会社」という二つの軸でした。トヨクモはまさにその二つの軸に当てはまっていたからです。

転職活動を始めた当初、エージェントからは「接客業から異業種への転職は難しい」とはっきり言われました。最初は勧められるままに秘書や受付の仕事を受けて内定もいただきましたが、どうにもしっくりこなかったのです。

そこで自分でも求人を探し始め、出会ったのがトヨクモ。前職でグループウェアの「サイボウズ Office」を使っていたので、トヨクモの旧社名である「サイボウズスタートアップス」という名前に親近感を覚えたのが応募してみようかなと思った、最初のきっかけでした。

複数社の選考を受ける中でも、トヨクモは異業種からの転職でも挑戦・活躍できる環境が整えられているように感じました。面接では、トヨクモが掲げるバリュー「公明正大」の通りに、まだ入社するかも決まっていない私に今後のプロダクトの未来像などを率直に話してくださったんです。そうした体験から「ここは信頼できる会社だ」と確信し、入社を決意しました。

「編集スキル」だけではない。顧客理解から生まれる、社内No.1の価値

―現在古川さんが担当している業務を教えてください。

主に動画に関連する制作全般と、オンラインイベントの企画・配信などを担当しています。

トヨクモのオフィスはスタジオ設備が整っており、インタビュー収録や、セミナーの撮影、編集、配信までを行えるんですよ。動画編集では、Adobe Premiere ProやAfter Effectsなどを活用していますね。時には外部の方に制作を依頼することもあり、その際のディレクションも担当しています。

―トヨクモで大事にしている「社内No.1のスキル」を持っていると聞きましたが、それはどのような点にあると考えていますか。

そうですね…自分で意識しているのは、お客様が抱える問題意識やその背景を深く理解することです。
その理解の上で、イベントの企画立案から出演交渉、撮影、そして動画編集までを一気通貫で対応できる点を「社内No.1のスキル」だと評価していただいているのだと感じます。

単に動画を編集するだけであれば、スキルを学べば誰でもできるかもしれません。かく言う私自身も、未経験から動画編集スキルを身につけました。
しかしトヨクモでは、お客様がどのような課題を抱えているのかを深く知ることから企画をスタートさせます。このスキルは、動画をメインで担当する前に、カスタマーサポートやセールス、そしてユーザー様への事例取材を担当していた経験が大きく活かされています。

お客様の解像度を徹底的に上げることで、本当に有益な情報、発信すべき情報とは何かを考え抜き、コンテンツに反映できる。これはこれまでお客様と長年向き合ってきた私だからこそ、提供できる価値なのではないかと思っています。

大規模イベントのコンテンツ制作を一人で牽引、チームで支え合うトヨクモの文化

―長期間一人で動画関連の業務を担当されていたと聞きました。

そうですね。例えば、当社が主催する「トヨクモ kintoneフェス」という大規模なオンラインイベントがあるのですが、直近3年間の開催では、私が責任者を務めました。目的やターゲットの設定から企画立案、ご出演いただくユーザー様への交渉、打ち合わせ、資料制作、撮影、編集まで、イベント実施における多岐にわたる業務を対応していました。

膨大なタスク量だったため、もちろん簡単ではありませんでした…しかし、この経験を通じて、動画制作だけでなく、複数の業務を同時並行で進めるマルチタスクの能力が身についたと感じています。


―これだけ膨大な業務を一人で進めていたのでしょうか。

一人で推進する業務は多いですが、チームメンバーに助けられたことは数えきれないほどありました。

私が所属するプロモーショングループにはデザイン、広告、SEOなど、様々な分野のプロフェッショナルがいます。そのため、少しでも困ったり迷ったりしたら、すぐにチームメンバーに意見を求めることができる環境です。
今年のフェスでは、「集客は〇〇さん」「LP制作は〇〇さん」といった形で各メンバーが役割を分担し、連携を取りながら進める体制ができました。業務が逼迫してくると、メンバーの方から「最近タスクどうですか?」と気にかけて声をかけてくれることもあります(笑)。

トヨクモは個人に与えられる裁量権は大きいですが、一方でチーム全体で効率化を進める文化も根付いているんですよね。
昨年は2,000件を超える、過去最高の申込数だったにも関わらず、対応工数は前年の3分の1程度に削減できました。全員が同じ意識を持って効率よく取り組めるのは、トヨクモならではの魅力であり、社員一人ひとりが挑戦を続けられる理由だと思います。

あらゆる企業の業務効率化のために、お客様が本質的に求めるコンテンツを制作

―コンテンツを作る上で、最も大切にしていることは何でしょうか。

一番は、「顧客起点で考えること」です。
トヨクモには「トヨクモ マーケティング モデル(TMM)」という独自の思想があります。これは「No form, No spam, No cold call」を原則とし、資料請求時に個人情報を入力させたり、一方的な営業活動をしたりするのではなく、お客様にとって本当に価値のある情報を、適切なタイミングで提供することを共通認識としています。

ですから動画を制作する際も、まず「視聴するユーザーはどのような課題を抱えているのか」「動画を見た後にどうなっていてほしいのか」を深く考えています。その上で、アニメーションが良いのか、実際の操作画面を見せるのが良いのか、構成を練り上げてから制作に着手することを徹底しています。

本当に価値のある情報・コンテンツを提供する。そのために、繰り返しになりますが、お客様に対する解像度を徹底的に高めることを意識しているんです。


―解像度、つまりお客様に対する理解はどのように高めているのでしょうか。

定期的に開催しているユーザー会などで、直接お客様からご意見を伺うようにしています。

印象に残っているのは、「製品を導入したいが、上長の承認が得られない」という声をいただいたときのこと。そこで「どんなコンテンツがあればお役に立ちそうでしょうか?」とご相談するなかで、「同業種の導入事例など、実際のユーザーさんの声がわかる動画があると嬉しい」という案をいただいたのです。

このご意見を基に、様々な業種のユーザー様の声を集めた短い動画コンテンツを制作しました。実際にその動画が、お客様の社内提案の助けになったと聞いたときは、本当に嬉しかったですね。

―古川さんがコンテンツ制作をしていてやりがいを感じる瞬間を教えてください。

私が制作した動画を見たお客様から、「同業他社の動画を見て、自社でもできそうだと思い、業務改善に一歩踏み出せました」「動画を見ながら設定したら、思い通りにできました」といったお声を直接いただけた時に、貢献を実感し、大きなやりがいを感じます。

トヨクモは、「すべての人を非効率な仕事から解放する」というミッションを掲げています。前職でアナログ業務に課題を感じていた私だからこそ、同じ悩みを持つユーザー様の気持ちがよく分かります。これからも、非効率な業務に悩む方々の負担を少しでも軽減できるようなコンテンツを届けていきたいです。

質と速度を両立するのは、コンテンツ制作の属人化を防ぐ仕組み化のカルチャー

―トヨクモのカルチャーについて、魅力に感じる点を教えてください。

「裁量の大きさ」「フラットで開かれた組織文化」、この二つが大きな魅力だと感じます。

トヨクモでは、年次や役職に関係なく、誰もが「挑戦したい」と声を上げることができます。「このセミナーに参加したい」「このツールで生産性が上がるか試したい」といった提案をすれば、会社がそれを支えてくれる「成長支援」の制度も整っています。

私自身も撮影や編集のスキルを今も磨き続けていますし、YouTubeにおけるSEO対策などの新しい知識も勉強中です。新しいことに挑戦する不安を乗り越えられたのは、部署を横断して誰もがフラットに意見を言い合える、風通しの良い環境があったから。迷った時にすぐに周囲に意見を求められるこの文化をとても心強く感じています。


―最後に、転職を考えている方へ向けてメッセージをお願いします。

私自身、動画マーケターとして、トヨクモで編集や撮影スキルを発揮しています。クリエイティブ制作の仕事はこだわればこだわるほど良いものが作れる一方で、属人的になってしまうケースは珍しくありません。その点、トヨクモは、クリエイティブのクオリティとスピードの両軸を上げるための仕組みが整備されています。
そんな環境だからこそ、新たな領域に挑戦し続けることができていると感じています。

クリエイティブ制作のスキル向上はもちろん、目標に向かってワンチームで一緒に良いコンテンツを制作できる方と出会えたら嬉しいです。

この記事をシェアする

この記事に関連する求人情報

採用情報を見る