耳に入るあらゆる情報を成長の糧にーリモートから出社へシフトしたエンジニアが新しい環境で学ぶこと

耳に入るあらゆる情報を成長の糧にーリモートから出社へシフトしたエンジニアが新しい環境で学ぶこと

原 啓祐
開発本部

原 啓祐

Keisuke Hara

早稲田大学院を卒業後、大手インターネット広告事業会社にエンジニアとして入社。2024年トヨクモに中途入社し、FormBridgeを担当。


新型コロナウイルスの影響により、働き方の多様化は進み、場所や時間にとらわれない勤務形態が一般的となりつつあります。リモートワークやフレックスタイム制の導入で、多くの企業が柔軟な働き方を採用しています。
トヨクモでは出社を基本とした勤務形態を推奨し、出社とリモートの両者の利点を取り入れつつ、生産性の高い働き方を目指しています。

そんなトヨクモにフルリモートの会社から転職してきたエンジニアに話を聞いてみました。

ロールモデルを探し、大手への就職を希望した学生時代


ー前職の仕事内容と働く環境を教えて下さい。

前職ではヤフオク!の開発に関わっていました。具体的には、ストア開発と言われる出品機能や商品の購入機能、クーポンなどの開発です。
働き方についてはフルリモート勤務が可能で、日本国内であればどこからでも働ける環境でした。コアタイムも入社してからいつの間にか廃止され、営業日×必要時間を満たしていれば勤務時間にも制限がない状態でした。
ただ、これは私が入社したコロナ禍以降の働き方で、それ以前は月に数回リモート勤務が可能な制度だったと聞いています。

ちなみに入社式や研修もすべてリモートで行われました。全てがオンラインで完結するため、同期と対面で会えたのは確か1年目の終わり頃だったと思います(笑)
研修こそオフラインの機会があれば良かったかな〜と思いましたが、勤務する上では特に不満を感じたことはありませんでしたね。むしろキーボードやマイクなどのデスク環境を自分専用に整えてられたので、快適で働きやすい作業環境だったと思います。

ーフルリモート/フレックスは就職活動の条件だったんですか?

いえ、そこに強いこだわりはなかったです。実際、内定をもらった当時はフルリモートではなかったですし、重要視していた部分は他にありました。

私の就活軸は「技術的に優れた人がいるかどうか、自分のロールモデルとなる人がいるかどうか」の2点です。
その結果、大手企業であれば働いている人も多く、おのずと求めているような優秀なエンジニアがいるのではないかと考えていました。

ートヨクモとは全く違う働き方ですね。実際に入社してからの研修やメンター制度はどのようなものがありましたか?

全体研修の後は部署単位、チーム単位と3段階に分かれていました。
メンターについては大抵の場合、新入社員1人につき1人のメンターがついてくれる制度でした。ただ、技術を教える先輩とメンターは別で、メンターはどちらかといえば悩み事相談など精神的なサポートをするポジションだったと思います。
不安や悩みを抱えた人にとって、優しい制度ですね。

区切りの3年目を迎え、一気通貫でプロダクトに関われる環境でさらなる成長を目指す


ー転職を考えるきっかけは何だったのでしょうか。

転職を考え始めたきっかけは、3年目という区切りを迎えたタイミングです。
 元々1社目でだけで勤め上げることを想定はしておらず、一度は転職を経験したいと思っていました。それでもし、元の会社の方が良ければスキルアップしてまた受け直そうかなと…
そういう考えもあって、「3年」を意識をし始めました。

仕事面で大きな不満はなく、あえて言えば大手ならではの申請や承認のコストでしょうか。
これから先長く続くキャリアの序盤にある今は、出来るだけ多くの時間を成長のために使いたいと思っています。なので、成長のプラスとならないような時間に費やすことに少し抵抗を感じていましたし、実際そのように感じる時間もありました。

実際に転職に向けて動き始めたのは、同期からカジュアル面談を受けると他の会社の話が聞けて勉強になるという話を聞いたのがきっかけです。
新卒で入った1社しか知らない私にとって非常にいい機会だと思って、面接ほど重く捉えてなかったですね。

ー面接と違って、気軽に受けられる部分が良いですよね。

そうですね。
面接のように身構えずに知りたいことをざっくばらんに聞くチャンスですし、これは転職活動よりもハードルが下がって良いなと思いました。

で、実際にカジュアル面談した1社目がトヨクモでした。

ートヨクモの選考に進んだ理由はなんだったのでしょうか?

大きな理由としては「成長環境があるから」ですかね。

まずは技術に対する熱量から、そう感じました。
大規模なOSSアワードの取り組みを行っていて、大手企業がやっているなら分かりますが100人未満の規模のベンチャー企業がやっているなんて…技術に対する強い思いや社会に貢献しようという姿勢を感じました。
そこから、カジュアル面談でCTOの木下さんから直接話を聞く中で、自分のロールモデルとなりそうな技術力の高いメンバーがいると感じたため、選考に進むことにしました。

実際に選考に進む中で、トヨクモでは2,3人で1プロダクトを担当すると聞き、「少数精鋭」で仕様の全体像を把握しながら開発できる点もプラスでした。
前職だと、ひとつのサービスに対して機能がいくつもあって、それを担当するチームもいくつもあって…自分が関わるのはサービスの中の限られた部分で、システム全体を把握している人はごく少数という環境でした。
フロントエンドやバックエンドしか持っていないチームもあり、希望する開発をするのにチーム異動が必要なケースもあったので、そこもトヨクモとマッチした部分でした。

ーカジュアル面談からCTOが出てきたの、驚きませんでしたか?

驚きもありましたが、それよりも採用に対するモチベーションの高さを感じました。
選考フローの初めから最終面接以外の全てにCTOが同席していたのですが、私の知る限りでは上場企業でこのパターンは珍しいと思います。

選考段階でCTOやテックリードと話せたことも、私がトヨクモに惹かれたポイントの一つです。

オフィスの会話が成長に結びつく、遠くの話し声からも得られる学び


ー実際、転職されて働き方が大きく変わりましたが、ギャップはありましたか?

特にマイナスに感じた大きなギャップはないですね。
フルリモートから出社に変わりましたが、オフィスで働くということ自体にしんどさはないですね。しいて言えば、電車がしんどいくらいですね(笑)

オフィスにいると周りの人と気軽に話せるのがいいなと思います。
もちろん家よりも周りの話し声や雑音が聞こえるなと感じますが、CTOと誰かが話している内容を聞けたりするのは勉強になります。仕事の話で良さそうだなと思った話は、少し聞き耳立てて聞くこともあります(笑)

ーオフィスにいるからこそ、他の人の会話から学ぶこともあるんですね。

そうですね。
特にCTOからもらう自分へのフィードバックとシニアエンジニアへのフィードバックには、求められるレベルの違いに応じて、伝え方や内容にも違いがあると感じています。CTOや高い視座を持ったシニアで交わされる言葉やフィードバックは、普段、自分に直接向けられることは少ないものの、将来を見据えて聞いておいて損はない…むしろ自身の成長にとって非常に良いと思っています。

それ以外にも、トヨクモは情報がオープンなので、口頭コミュニケーションに限らず日々学びを感じることが出来ます。「この前、別の人にしたアドバイスですが」と全体向けに話してもらったり、理想のプロダクトやあるべき姿をドキュメント化してくれてて、インプットのための情報共有が活発な点も魅力に感じています。


ー逆に入社して苦労したことはありますか。

入社してから、新しいことだらけでずっと苦労はしてるんですが(笑)

ただ社内で公開されている情報の中から探したり、なければネットで検索して…それでも解決できなければ技術的にプロフェッショナルな方たちに、教えを乞いに行って解決してますね。そのあたりのコミュニケーションはうまくいっていると思います。

あとは困っていることをSlackで独り言っぽく、だけど共有してるっぽくつぶやくと、誰かが拾ってくれて知見がある人がフィードバックしてくれたり…それも非常にありがたいですね。

プレイヤースキルを高めつつ、開発をリードするポジションに


ー成長に対して強い意識がある原さんですが、仕事で大切にしていることは何でしょうか。

自分の中のコアとして持っているのは、「成長とアウトプット」です。

成長することはもちろん大事ですが、成長して得たものを成果として形にし、会社に貢献することも同じくらい大事だと考えています。
ここの考え方は、働く上で時間が経っても変わらない部分だと思います。

ー入社半年ですが、ここまでのトヨクモでの成長とアウトプットはいかがですか。

現在は絶賛成長途中ですが、2025年2月頃に大きなリリースが出来そうでアウトプットの機会が出来そうです。

入社してからも軽めのリリースは担当していたのですが、段階を追って難易度が高いものを任せてもらっています。今回のリリースは、担当プロダクトにおける大幅なデザインの刷新で、リリース予定日までにしっかりと形にしたいと思います。

ー最後に、今後のキャリアビジョンを教えてください。

専門性を持って価値提供できるエンジニアです。

トヨクモのエンジニアの大前提として、全員のプレイヤー スキルが高いことが挙げられます。一般的な話なのですが、プレイヤースキルをある程度上げたら、そのスキルをハイレベルに持っていくのではなく、マネジメントに進むことで職位を上げるケースが多いかと思います。
トヨクモはそうではなく、マネジメントの立場にある人々がテックリードとして非常に高い技術力を持ち、技術とマネジメントの両方で組織に貢献しています。

私も技術の専門性を高めつつ、社会に価値提供できるようなプロダクト開発をリードするエンジニアになりたいと思います。

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