Clojuristsから見た開発本部の雰囲気や魅力について

Clojuristsから見た開発本部の雰囲気や魅力について

西山 雄也
開発本部

西山 雄也

Yuya Nishiyama

2023年9月中途入社 <開発本部 ソフトウェアエンジニア>

バーディク アーロン
開発本部

バーディク アーロン

Aaron Burdick

2024年4月入社 <開発本部 ソフトウェアエンジニア>


開発本部で働く西山さん、Burdickさんに、トヨクモへの入社理由やエンジニア組織の魅力について伺いました。  

普段から隣の席で働いているお2人の対談から、開発本部の雰囲気や魅力をお届けできればと思います。

Clojure技術とOSS開発者への資金援助を行う革新的企業

ー現在の仕事内容について、教えてください


西山さん:現在は、kintoneに連携するメール送信システムの「kMailer」という製品の設計・開発に携わっています。

ネットワークの負荷も考えつつ、大量のメール送信をいつでも安定的に提供するために技術的なチャレンジもありますし、トヨクモが大事にしている「誰でも簡単に操作できるツールを提供する」ことを実現するために日々尽力しています。

また、システム設計・開発だけでなく、エンジニアチームのマネジメントも担っています。 

Burdickさん:私も同じ部署で開発をしています。私は西山さんのマネジメントするチームの一員として、サービスに向き合っています。

今はバックエンドが安定している一方で、新機能開発に向けてフロントエンドにはまだまだ課題があるので、そこにコミットしています。 


ートヨクモに入社までの経緯を教えてください


西山さん:元々はスタートアップを中心に、フロントエンドとバックエンドの両方を横断して設計・開発するフルスタックのWebエンジニアとして経験を積んできました。その上で、前職では新規事業の立ち上げの機会があり、プロダクトとメンバー両方をマネジメントする経験をしました。

このような経験から、技術もマネジメントもどちらもできる環境で、プレイングマネージャーとして挑戦したいと思い、トヨクモに入社しました。

Burdickさん:私も、エンジニアとして数社での経験を経てトヨクモに入社しました。私自身はエンジニアとして技術に向き合いたい気持ちが強いのですが、過去の企業ではマネジメントを期待されたり、大きなシステムの中の一部分にしか取り組めなかったりと、自分のやりたいことと会社から期待されることにギャップを感じることがありました。 

トヨクモでは、フルスタックエンジニアとしてサービスの設計から実装まで幅広く関わることができ、さらに自分が興味のあるClojureを使って開発ができるということで、トヨクモに入社しました。

ートヨクモに入社した”決め手”を教えてください


Burdickさん:私は元々転職活動をしていなかったのですが、履歴書に書いても今まで誰も触れてくれなかった、Clojureのスキルに言及したスカウトメールがトヨクモから届き、そこから興味を持ちました。自分のClojureのスキルに期待してスカウトされていると感じた、唯一無二なスカウトメールだったため、話くらいは聞いてみても良いかと思い、カジュアル面談に行きました。 

カジュアル面談ではCTOと直接会話し、システムに対する姿勢やアプローチに対して共感を持ちました。面白そうなアイデアからシステムを作り始めると、次第に複雑化してしまい、結果的にバグ等でユーザーが不便になることはエンジニアなら誰もが経験することだと思います。それに対して「徹底的にシンプルで使いやすいサービスを作ることが、ユーザーへの価値提供につながる」というトヨクモの大事にしている思想に好感を持ちました。

また、やはりClojureが使える環境というのが、私にとっては重要でした。それも、単に開発者の好みでClojureを選んだ訳ではなく、サービスを作る上で最適だからという理由で選定したのがClojureで、さらにそのシステムが組織で開発され、利益を上げて上場を果たし、成長を続けているのはトヨクモならではだと思います。

大きな規模感でClojureを使う際の最適解がトヨクモにはあるんじゃないか?という、エンジニアとしての知的好奇心をくすぐられたことも、トヨクモに入社する決め手となりました。

西山さん:元々、入社前から「Thanks OSS AWARD」の取り組みでトヨクモについては知っていて、OSSに対して寄付を行う取り組みに非常に好感を持っていました。オープンソースを利用している企業は多くありますが、日本の企業でOSSのコントリビューターに寄付している企業はまだ少なく、そこに上場後も予算をつけて取り組んでいる企業ということで、一目置いていました。 https://oss.toyokumo.co.jp/ 

また、私は関数型言語が好きで業務での使用経験もあったので、Clojureを使っているという点でもトヨクモを知っており、関数型言語を使った開発経験を積みたいと思った際に、転職先の選択肢に入りました。 

その後、企業情報を調べる中で、「すべての人を非効率な仕事から解放する」という姿勢に、共感を持ったのが入社の決め手となりました。ちょうどコロナ禍で色々なシステムが登場する中で、システムに慣れていない人でも簡単に使えるツールの重要性を認識していた時期でもあり、自分の課題意識と会社の目指す方向性が一致していると感じました。 

また、ドックフーディングの文化があることも決め手になりました。自社製品を実際に使用することで、ユーザーの視点やニーズをより深く理解し、改善につなげる姿勢は以前から重要視しており、譲れないポイントでした。
表に出ている「ユーザーのことを考え抜いてサービスを作っている」という情報と、社内の取り組みに一貫性を感じて、安心して入社を決めることができました。

広い裁量と目的主義のエンジニア組織

ートヨクモで働く上で、魅力に感じていることはありますか?


西山さん:エンジニア組織の裁量が広いというのは、入社前からHP等で知っていましたが、実際に入社後も魅力だと感じています。

トヨクモでは、まずは「何を達成するか」「ユーザーにどういう価値を届けるか」というミッションがあり、それを実現する手段として技術や方法を選んでいくということが行われています。その結果、フロントやバックエンド等の技術で分けるのではなく、ユーザーに届ける価値、つまりプロダクト別にチームが分かれており、全員がフルスタックエンジニアとしてそのサービスの全てに関わることができます。

CTOがPM(プロダクトマネージャー)を兼務していて、事業としての明確な意思が込められたプロダクトロードマップとデザインドックを作成します。エンジニアは、そのロードマップとデザインドックを出発点に迷いなく開発に入ることができます。各チームとPMで決めた開発ロードマップの実現方法については、各チームの裁量に委ねられています。もちろん、権限と責任はセットなので、自分たちの責任においてロードマップに基づいてプロダクトマップを計画し、PMと合意をとって進めていきます。 

「大きな裁量があります」と社外に発信している組織は多くありますが、実際にちゃんと裁量と権限がエンジニアに委譲されている組織は少ないと経験上感じていて、そこに関しては入社後にギャップを感じなかったところがよかったです。 

Burdickさん:エンジニア組織でいうと、不要な会議がないため、ユーザーに提供する価値を考えたりプロダクトについて考えることに集中できる環境だということも、私は魅力に感じています。

エンジニアに広い裁量と責任があり、CTOがPMを兼ねているため、経営サイドや事業サイドとの調整が終わった状態でエンジニアに開発ロードマップの情報がもらえるので、その辺りの調整のための会議が少ないと感じます。

会議がある際にも、参加の必要のない人がなんとなく呼ばれることがなく、本当に必要なメンバーで打ち合わせをする会社は、意外と少ないと思います。

西山さん:エンジニアメンバーが安心して開発に集中できる環境が作れているということなので、チームマネジメントをしている私からすると嬉しいコメントですね。

プロダクトも組織もシンプルに、目的と手段をハッキリして進める、というのはトヨクモが大事にしている価値観だと思います。あくまで会議や開発のフレームワークは”目的”ではなく”手段”なので、形式的なものを重視するのではなく、「ユーザーに価値を提供する」という目的から考えて必要なものを設定していくことで、アジリティの高い開発組織が実現できていると思います。 

Burdickさん:そうですね。カンバンフローを中心としたアジャイル開発のスタイルは、トヨクモの文化にマッチしていると感じています。透明性が高い開発環境では、常に「それは本当に必要なのか?」「何のためにやるのか?」という問いが投げかけられるため、目的を見失わずに進めやすいと感じています。

シームレスなコミュニケーションが取れる環境

ー実際の職場環境について教えてください


Burdickさん:目黒駅直結でアクセスが良く、広く綺麗なオフィスがあり、その中で出社しているメンバー同士で、シームレスなコミュニケーションができるのは、魅力だと思っています。対面でペアプロができたり、技術的に難易度が高い問題をすぐに議論できたりする環境は非常に魅力的です。

面接の際に、実際のオフィスに訪問したので、直接体感することができました。ぜひ迷っていたら、まずは気軽にオフィスに遊びに来てみて欲しいです。 

西山さん:空気感が伝わったり、何か問題が起こった時にすぐに危機感や緊張感を把握できたり、対面ならではのメリットは大きいと思います。特にトヨクモのエンジニアは、決められたタスク通りに開発するのではなく、ユーザーに良いプロダクトを届けるために議論を重ねながら開発しているため、言語化する前の段階からお互いの認識を合わせることができます。そういった場面では対面のメリットがより出やすいです。

そういう意味では、対面のコミュニケーションを重視する分、しっかりと施設に投資されていて、一貫性があると思います。 

「一貫性がある」のが、トヨクモの最大の強み

ー何度も「一貫性がある」という言葉が出ていますが、それもトヨクモの特長なのでしょうか?


西山さん:そうだと思います。例えば、トヨクモのプロダクトは1つ1つがシンプルで、初めて見る方でも簡単に使うことができるように作られており、それらを組み合わせることでより多くの業務プロセスのワークフローを作ることができます。

一方で、Clojureという言語も、シンプルなものを組み合わせて、メンテナンス性の高いプロダクトを作ることができるという思想を持っています。そういう見方をすると、使っている言語と作っている製品という点でも、思想が一貫しています。 

Burdickさん:私は転職時に当時の仕事との兼ね合いで、半年後まで入社ができない旨を伝えたのですが、その際に「問題ないです。半年後の入社を待っています。」と回答してもらったことが印象に残っています。

「従業員を大事にする」というのは簡単ですが、実際にその人のキャリアのために入社を半年待ってくれることに、外に対して発信していることと実際にやっていることに違いがないという意味での一貫性を感じました。 

また、私がClojureの勉強会を開催したいと希望を伝えたところ、快く了承してくださいました。実際、入社した月にMeetupグループの集まりにオフィスを貸してくださったことも印象的でした。

西山さん:何をやる際にも「理想」を高く掲げる一方で、それに対して現実がなし崩し的になる、ということはビジネスの現場や開発の現場でよく起こることだと思いますが、それに対してトヨクモは「やると言ったことはやる」ということが徹底しているので、会社HPや採用要件等に書いてあることは実際にやっていることだと信じてもらえればと思います。ぜひ、興味を持っていただけたら、気軽にカジュアル面談等にお越しいただけると幸いです。

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