
根岸 諒
Ryo Negishi
2025年新卒入社予定の内定者。 現在は早稲田大学教育学部に所属し、教育工学を学ぶ。
目次
就職活動を進める上で、「スピード感」が結果に影響を与える場面が少なくありません。
誰よりも早く行動し、挑戦する。その重要性を体現してきたのが、今回インタビューを受けてくれた内定者の根岸さんです。
教育学部からIT業界であるトヨクモへ舵を切った理由や、内定者インターンを通じて得た気づき、そして将来への展望を聞いてみました。
全員に良いものを届けたい、教育業界からのフィールドチェンジ
—根岸さんは内定者ということですが、現在の学生生活について教えてください。
大学では主に教育工学を学んでいて、教育手法や学習方法の工学的な最適化について研究しています。
どちらかというと、先生になるための学びよりも、「教育そのものや教師を支える仕組みを考える場所」といったイメージが近いかもしれません。
—教育学部を専攻した背景と、企業への就職を考えた理由はなんだったのでしょうか。
幼少期に育った環境が背景にあります。
都心部にある小学校に通っていたのですが、周囲には大企業の本社や報道機関のオフィスがあり、デモ隊やヘリコプターの音が教室まで届く日もありました。
「教育の地域格差は地方だけの話ではなく、都会には都会ならではの課題がある」と感じたことが、教育に対して関心をもったきっかけ。その後は、少数の優秀な人を育てることよりも、全員が公平に質の高い教育を受けられる環境を整えたいと考え、幼少期の学習基盤である小学校教育に目を向けていました。
ただ、大学で学ぶ中で、教育業界の課題は一筋縄ではなく、解決には長い時間と労力が必要だと気づきました。一方で、民間企業であれば、多くの人の役に立つサービスや製品を生み出し、より効率的に影響を与えられる。自分自身の適正も考え、民間の方が結果として幅広い層に対して、価値を提供できると考えました。

—教育学部での学びが、将来への考え方に大きな影響を与えたんですね。では、就職活動の中で意識していたことは何でしたか?
一番意識していたのは「スピード感」です。
若いうちに大きな成果を出したいという目標があったので、人より早く行動して経験を積もうと考えていました。そのため、就活は大学3年生の4月からスタート。先輩たちが夏頃から動き出していたと聞き、それより3か月早く始めることにしました。
当初の志望職種は、営業職です。努力が数字で明確に反映され、インセンティブとして評価される環境は、自分の軸にも合っていると考えました。
安定は自分でつくるもの、パラダイムシフトを感じて入社を決意
ー早期から就職活動をする中で、トヨクモを知ったきっかけを教えてください。
新卒向けのオファー型就活サイトを通じたメッセージがきっかけです。
電車内で目にしたトヨクモのCMが印象に残っていたのとオファーが早かったことがあり、自然と興味を持ちました。
ーどのような点に魅力を感じましたか?
商材の価値とビジネスモデルに魅力を感じました。
有形商材は、顧客や営業がその価値を直接体験できないことがあるため、営業活動が難しく、差別化も困難だと考えています。一方、無形商材であるトヨクモのSaaSは、顧客も営業もサービスを実際に使うことでその価値を即体験でき、提案の説得力が増します。この点が無形商材の強みであり、大きな可能性に魅力を感じました。
また、ストック型ビジネスモデルの特徴である「契約の積み上がり」によって成果が安定的に蓄積されます。契約数や解約率といった指標が「見える化」されているため、自分の努力が成果にどのように繋がっているかを把握しやすい点も魅力でした。
ー夏のインターンシップに参加されたそうですね。感想を教えてください。
2日間のプログラムで、価値観カードを使った自己分析ワークや社員との交流、トヨクモ製品を題材にした営業提案のグループワークに取り組みました。
とくに心に残っているのは、社員の方々との交流です。
役員やマネージャー、新卒社員など、さまざまな立場の方とお話ししましたが、皆さんのコミュニケーション能力が非常に高いなと感じました。話の内容だけでなく、プレゼンテーションや伝え方のレベルが桁違いで高いんです。他社のインターンでは形式的な説明に留まる中、「トヨクモなら自分も成長できる」と胸が熱くなりましたね。
ー最終的に、トヨクモに入社しようと思ったのはなぜでしょうか?
正直な話をすると、最後まで大手とベンチャーの選択で迷いました。
でも、選考中に「トヨクモは、クラウドサービス業界において、ユニクロやニトリのように『ここに任せておけば安心』と思われる会社を目指している」というビジョンを伺って、ハッとしたことを思い出したんです。
「安定や信頼は与えられるものではなく、自ら作り出すものだ」と、まさにパラダイムシフトのような感覚を覚えたんです。この波に乗らなければ、きっと後悔する。いましか体験できない熱量がここにあると感じたことが、トヨクモを選ぶ決め手となりました。

内定者インターンは、学生生活では得られない貴重な経験
ー現在は、内定者インターンとして働かれているそうですね。
そうですね、もう1年以上働いています。
これまでに、安否確認サービスの商談やkintone連携サービスのコンテンツ制作、さらに商談用フライヤー作成など、顧客対応から資料準備まで幅広く携わっています
勤務は自由度が高く、出社可能な時間に勤務しています。元々務めていた塾講師のアルバイトも続けたいという気持ちがあったので、そのあたりの柔軟な勤務形態は非常にありがたかったです。
授業や予定がない日は9時~18時まで、午後から塾講師の日は午前のみなど、どちらも両立できるように調整しながら勤務しています。
ーすでに社員のような業務に挑戦されているんですね。そこまで挑戦を続けられる理由を教えてください。
私の場合、「若いうちに成果を上げたい」という目標が原動力になっています。
人生の後半になってからゆっくりしようと思っても、そのときには体力が追いつかないし、環境も変わっているでしょう。だからこそ、いましかできないことに全力で挑戦し、未来に繋がる知識や経験を手に入れたいんです。
とくに、内定者インターンを始めたのも、「このタイミングでしか得られない学びを逃したくない」という気持ちがあったからです。
私が今期最初の内定者インターンだったのですが、先陣を切った人にしか見えない景色が、あると考えています。限られたチャンスを最大限に活かして、得られるものを全て吸収できるよう日々行動しています。
ー学生でありながら商談を任されることに、プレッシャーは感じませんでしたか?
特別な気負いはありませんでした。それ以上に、「学生生活では得られない貴重な経験を積める」と前向きに捉えている部分が大きいかもしれません。営業担当の先輩が丁寧にサポートしてくださるのも、支えになっています。
商談の進め方を学び、ロールプレイ形式で練習を重ねる中で、多くのフィードバックを受け改善を続けてきました。独り立ちできるようになった現在も、トヨクモの看板を背負って「お客様と直接やり取りする責任」を忘れず業務に向き合っています。

“最速”は思い立ったその瞬間、一瞬でも思い留まったらもう遅い
ー将来に向けて、学生時代に取り組みたいと考えていることはありますか?
いまの目標は「努力と学習の習慣化」です。社会人になると、学生時代のように自由に使える時間が減ってしまいますよね。学び続ける基盤を築いておかないと、忙しさに流されてしまうのではないかという危機感があります。
たとえば、資格取得。現在、kintone関連の資格を1つ取得していますが、さらに上位資格や他分野の知識を深める勉強を継続する予定です。ただし、資格取得をゴールとは考えず、学び続ける姿勢を身につけることを目的として。変化し続ける社会に対応するためには、常に学び、自分をアップデートし続けることが大切だと考えています。
ー入社後に取り組みたいことや、目指している働き方があれば教えてください。
まずは「速さ」の意識ですね。
トヨクモは、オファーのタイミングから選考、フィードバックに至るまで、他社よりも迅速だったのがすごく印象的でした。このスピード感を私自身にも取り込み、現時点のトヨクモ社内の入社最短記録・最年少記録をすべて塗り替えるつもりで挑みたいと思っています。
また、速さだけを追求するのではなく、自分にしかない強みを築きたいです。それらを活かしてチームに貢献し、周囲を引き上げる存在になれたら嬉しいですね。その在り方は、マネジメントとして引っ張る姿でも、プロフェッショナルとして成果で示す形でも構いません。
重要なのは、誰か1人が秀でるのではなく、組織全体が成長して、より良い成果を生み出す環境をつくること。それが私にとって理想の働き方です。

ートヨクモはどのような人に向いている会社でしょうか?根岸さんの考えを聞かせてください。
これまでの話から「スピード感」や「やる気」だけが重視される会社だと感じられるかもしれませんが、そうではありません。
選考を通じて、役員の言葉や先輩方の働き方から見えたのは、トヨクモ社員に共通する「深く考える力」です。現状に満足せず、挑戦を楽しみながら「どうすればもっと良くなるのか」を常に考えられる方は、向いていると感じています。
ー最後に、これから就職活動を迎える皆さんにひとことお願いします。
就活やインターンを通じて私が感じたのは、「初動の速さが結果を左右する」ということです。
迷っているより、「やろう」と思った瞬間に動く方が、後悔は少ないと感じました。当たり前ですが、思い立った瞬間に行動するのが一番早いんです。後になってどんなに努力しても、失った時間は取り戻せないものです。
これから就職活動を迎える方は、スピードを意識して、気になる企業があればすぐに行動してみてください。
その最初の一歩がきっと未来の大きなチャンスに繋がるはずです。