あえて逃げ道を塞ぐ、「自己責任型」の成長論

あえて逃げ道を塞ぐ、「自己責任型」の成長論

原
開発本部

Hara

■語り手プロフィール■ 【略歴】早稲田大学大学院を卒業後、大手インターネット広告事業会社にエンジニアとして入社。2024年にトヨクモへ中途入社。  【現在の役割】『FormBridge(フォームブリッジ)』のプロダクト開発  【チームでの立ち回り】 ロードマップに沿った開発にとどまらず、問い合わせ対応やチーム内に落ちている課題を主体的に拾いに行く動きを意識しています。 

初めまして、トヨクモ技術広報チームです。

前回は、トヨクモが大切にしている「PLG(Product-Led Growth:営業ではなく製品それ自体が製品を売るビジネスモデル)」と、「エンジニア向けアンケート結果から見るトヨクモ開発組織の温度感」というテーマで、開発組織の全体像をお届けしました。
今回はその続編として、より現場のリアルな熱量に迫っていきます。

単に「指示された仕様通りにコードを書く」のではなく、自ら裁量を持ってプロダクトの価値と向き合うとはどういうことなのか。 

原さんのインタビューを通して、表層的な「PLG」という言葉の裏にある、「トヨクモの開発文化」「セルフマネジメントのリアル」をお届けします。 

1. 20代でのマネジメントはまだ早い。「技術の本質」に向き合う決断 

Q:なぜ評価されていた前職を離れ、トヨクモを選んだのですか?

A:「どこでも通用するエンジニアとしての専門性と市場価値」を高めたかったからです。

前職では一定の評価をいただき、マネジメント寄りの動きを求められる場面や会議が増える中で、「若い時期に技術者として専門性を追求する時間が減ってしまうのは早すぎるのではないか」という葛藤がありました。このままでは自社だけに通用する技術に閉じてしまうという危機感もあり、エンジニアとして自らの市場価値・専門性を高めるために、技術を深く追求できる環境へ進む決断をしました。


転職活動においては「市場価値が高まる環境か」、そして「技術に妥協せず、エンジニアとしてリスペクトできるエンジニア(メンバー)がいるか」を軸に置きました。トヨクモの面接で取締役CTOの木下さんやテックリードの北川さんから受けた質問の鋭さに「本当に技術の裏側まで分かっている人たちだ」と一瞬で実感し、入社を決めました。

2. 入社して実感した、現在の働き方と手応え

Q:トヨクモの開発環境で、エンジニアとしてどのような手応えを感じていますか?

A:入社して約2年が経つ現在は、インフラからアプリまで全レイヤーに携わり、プロダクトの価値を最大化できている実感を得ています。


担当する『FormBridge』は全世界に公開されるサービスであり、インフラからアプリケーションまで一気通貫で全レイヤーに携わることができます。脆弱性を作らない設計や堅牢なインフラ構築など、プロダクトの全容を把握しながら開発に向き合う中で、エンジニアとしての視野は一気に広がりました。 

単に技術を追うだけでなく、「製品の価値とは何か」に対してチーム全員が筋の通った議論を重ねています。だからこそトヨクモにおけるエンジニアリングの本質は、指示されたタスクの消化ではなく、自らの責任でスケジュールと品質をコントロールしながら「プロダクトの価値を最大化すること」にあると感じています。

入社直後は分からないことだらけだったのですが、日々の開発で製品の価値や仕様の背景まで深く向き合ってきた結果、1年後のユーザー会(弊社製品と利用者様との交流の場)ではお客様からのご質問にほぼすべて答えられるようになっていました。「製品全体を深く理解し、エンジニアとして確実に成長できている」と大きな手応えを感じました。

3. PLG環境で求められる「自己責任型」の姿勢

Q:PLGの環境において、エンジニアにはどのような姿勢が求められますか?

A:大きな裁量があるからこそ、「バッファーからの脱却」と「自己責任型(自律的なセルフマネジメント)」が求められます。

トヨクモのように、「製品そのものの価値」で事業を成長させるPLG環境では、エンジニア自身が責任を持ってプロダクトを直接ユーザーに届けていく側面が大きいと感じています。自由度が高いからこそ、具体的には以下2つの姿勢を強く意識しています。

「バッファーからの脱却」

一般的な開発だと、スケジュールを後から動かしにくいからこそ、バッファーを多めに取る判断が選ばれがちだと思います。一方で、PLGでは「いかに素早く価値を届けるか」が最優先になります。

リスク回避のために余裕を持ちすぎるのではなく、「素早く価値を出せる方法はないか」と常に模索する姿勢を心掛けています。工数を緩くするのもタイトにするのも自分次第ですが、自分としてはあえてタイトに設定し、期日に向けて最善の策を考えることで自身の成長につながったと感じています。

適切な「自己責任型(自律的なセルフマネジメント)」とロードマップへの全社的コミット

トヨクモでは誰かに指示されるのではなく、エンジニア自身が工数を算出してリリース日を決める「自由と責任」があります。

さらに開発本部全体として、ユーザーへの価値提供を最優先にし、アプローチが「ブレない・ズレない」カルチャーのもと、製品ロードマップを全社に向けてオープンに共有しています。

単に「自分の評価のため」だけに働くのではなく、オープンに掲げられたロードマップに対して営業やCSも含めた全社員が責任を持って向き合い、全員で難題を解決しながら事業成長にコミットしていく。そうした環境で開発に向き合う姿勢こそが、エンジニアとしての本質的な市場価値を高めていくと考えています。

4. 「ユーザーの声」をそのまま実装せず、本質的課題を追求する

Q:全社でロードマップに向き合う中で、どのようなスタンスで開発や議論に臨んでいますか?

A:「要望をそのまま作る」のではなく、「本質的に解決できる課題」の数を増やす姿勢を大切にしています。

自分としてはプロダクトの成長を「本質的に解決できる課題が増えている状態」であると定義しているため、目的意識を持ち、部署を越えて筋の通った議論を行うことを心掛けています。

・要望の裏にある「本当の課題」の追求
他部門からの要望をいただいた際には、その裏にある「本当の課題は何か?」を深掘りする習慣があります。
例えば、改善案として「Q&Aツールの導入」が挙がった際も、「ツールの導入が課題なのか?」とSlack上で鋭い問いかけやアドバイスが飛び交っています。そのように、日常的に部署を越えて本質的な目的に向けて視点を引き上げていく文化があります。


・デザインチームとの対等な優先度判断
UI/UX提案に対しても技術的制約を踏まえ、「今やる価値があるか」を対等に話し合います。全体像と工数のバランスを見て、「今回は新機能リリースを優先し、細かな調整は後回しにする」といった判断を主導することもあります。

5. 「技術の正解」を知るロールモデルと、これからのキャリア


Q:自律的な開発に向き合う中で、原さんご自身の成長を支えているものは何ですか?

A:圧倒的な技術力を持つロールモデルの存在があり、背中を追いかけながら挑戦できる環境です。

周囲のプロフェッショナルとの対話で視座を高める
周囲にテックリードをはじめとするプロフェッショナルな方々がおり、そのやり取り自体が自分自身の現在地を知る指標になっています。PRレビューや議論の中で「相手には見えているのに、自分には全くなかった視点」にハッとさせられる瞬間がよくあります。そうやって知識や視座のギャップを肌で感じながら埋めていき、対等に議論できるようになることを、いま目指すべき一つの基準にしています。

・「技術の正解」を知った上でビジネスを動かす存在へ 
なぜそこまで技術にこだわるかというと、技術への理解が浅いマネジメントだと、リスクを恐れるあまり無駄な手順や承認フローを増やし、結果として現場の生産性や開発スピードを落としてしまう危険性があると考えているからです。

だからこそ自分自身は、しっかりと「技術的な正解」や根拠を持った上でプロダクトを動かせる存在でありたいと思っています。 

冒頭でお話しした「若手期にマネジメントへ進むか、技術を追うか」というキャリアの葛藤は、多くのエンジニアが通る道だと思います。自分自身は技術を徹底的に深掘りする道を選びましたが、その経験を経た今、目指す姿はロールモデルであるテックリードの北川さんです。 圧倒的な技術力をベースに持ちながら、ビジネスやプロダクトとして何がベストかを冷徹に判断・選択できる。そんな「プロダクトの価値を、技術とビジネスの両輪で追求するテックリード」として、今後もユーザーの本質的な課題解決に挑戦していきたいと考えています。 

自分の限界を決めずに、一気通貫でものづくりに挑みたい方、エンジニアとして確実な成長実感を持ちたい方には、間違いなく刺激的で面白い環境です!


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【最後に】

トヨクモ技術広報から
自分の限界を決めずに挑戦したい方へ

今回は、まもなく入社3年目を迎えるエンジニアのリアルな開発姿勢についてお届けしました。

オープンな組織と確かな技術をベースに「自らプロダクトの価値をつくる!」それが私たちの目指すエンジニアリングです。

次回は、今回原さんのロールモデルとして名前が挙がった、テックリードへバトンを繋ぎます!

『技術的な正解』や根拠を持った上でプロダクトを動かすとは具体的にどのようなことなのか、深掘りして話を聞いてきますので、どうぞお楽しみに!


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「すべての人を非効率な仕事から解放する」という弊社のミッションに共感し、ともに挑戦していただける方からのご応募を心よりお待ちしております。

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引き続きトヨクモをよろしくお願いいたします!


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