多くの人を巻き込むからこそ「スピード」が必須条件 ー 最速を目指していた内定者が、社員になった今思うこと

内定者インターンとして約1年半、トヨクモの現場で様々な挑戦をしていた根岸さん。2025年4月、新卒社員としてトヨクモにジョインしました。
前回、内定時のインタビューでは、「“最速”は思い立ったその瞬間、一瞬でも思い留まったらもう遅い」と、ひたむきにスピードを追求する姿勢を語ってくれました。

あれから1年。社員となった根岸さんの「最速」への意識は、どのように変化したのでしょうか。

今回のインタビューでは、インターン時代にはなかった新たな課題や人間関係、そして成長の裏側にある「組織や自分への向き合い方」を深掘りします。
学生時代に掲げた目標に近づきながら、プロフェッショナルとしての新たな重責を感じている彼のリアルな挑戦を追いました。

ー現在の具体的な仕事内容と、内定者インターン時代との大きな変化を教えて下さい。

現在はグループ会社である株式会社プロジェクト・モード（以降、PM社）の製品である、NotePMのプロモーションを担当しています。

メインで担当している領域はマーケティングオートメーションツールを活用した顧客のナーチャリングになります。そのほか、コンテンツのディレクションやセミナー登壇、インターン時代から引き続き展示会での顧客対応など、NotePMのプロモーションにおける広範な領域に携わっています。
また、顧客解像度や子会社との連携強化のため、PM社のフィールドセールスとインサイドセールスメンバーとともに顧客の案件対応（商談やフォロー業務）も並行して行っています。だからこそ、NotePMに関しては、社内の誰よりも詳しい自信があります。

インターン時代との最も顕著な違いは、「自分の仕事に明確な責任が生まれた」という点です。
インターンの頃は、自分が休んでも誰かが必ず仕事を巻き取ってくれる、いわゆるチームの一員としての活動が中心でした。

しかし、入社後の現在は自分のタスクというものが明確にあります。自分が責任者であるため、誰かと協働する場合でも最終的にタスクを完了させるのは自分自身です。
またスケジュールにおいても責任が生まれています。施策の開始日や、コンテンツの納品日が、自分の責任によっていくらでも遅れてしまう。これは、インターン時代にはなかったプレッシャーですね。

ただ、この「責任」に対しては日々いい刺激を受けていると感じています。責任があるからこそ、担当出来る範囲も増えていき、そこで得た学びを生かして次の挑戦できる。こういった良いサイクルを生み出しています。

ーその他、仕事をする中で感じる変化があれば教えて下さい。

関わる人は明らかに変化したと思います。

今まではトヨクモの社員か、トヨクモの顧客がメインでしたが、グループ会社のメンバー、外部のコンテンツの制作会社やコンサルなど色々な立場の方と接する機会が増えました。
同じ製品について考えていても立場によって捉え方や考え方が異なり、それらが一同に会するような会議などは非常に新鮮で楽しいとすら感じます。

ー前回のインタビューでは「トヨクモ最速」を目標に掲げていましたが、入社後、その「スピード」への考え方に変化はありましたか。

スピードに関しては遥かに重要になりました…もはや「必須条件」と言えるレベルです。

先ほどの変化でも述べたように、関わる人が増えたことで、さらに重要度が増したと感じます。
施策を思い立ってから、それを形にするまでには様々な相手とコミュニケーションを取る必要があります。多くの人を巻き込むということは、何かを決める・何かを動かすために時間がかかるということ、それを身をもって体験しています。
先輩社員の仕事をみていると「この人が推進する方が自分よりも早く結果を出せるだろう」と思う瞬間が、正直多くあります。施策の推進を任されることが多く、得難い経験をしているという実感がある分、自分の未熟さを感じる場面も多いです。

ーその先輩社員たちとの差は何によって生まれるのでしょうか。

この差は、単なる作業スピードではなく、「試行回数」を生み出すスピードだと思います。

「1日早く報告していれば、1日多く作業ができた」
「午前中に確認していれば、午後の会議の議題にできた」

この数時間の積み重ねで、施策のPDCAを回す総量が変わってきます。この小さな積み重ねを意識することが、トヨクモで「最速」を実現する正体だと感じています。

ー仕事を通じて、就活時代に考えていた「より多くの人に価値提供したい」という目標は叶えられそうですか？

はい、叶えることができそうだと感じると同時に、「多くの人」に「価値」を提供することへの「重大さ」を強く意識するようになりました。
これはPromotionという広い範囲にコンテンツを届ける部署に配属されたおかげだと感じます。

例えば製品カタログや、顧客へのメール文面は、自分が「これで確定」としたその瞬間に、それが多くの人に届く「価値」になってしまいます。非常にやりがいがありますが、それだけの重責があるということです。

製品のカタログや、顧客に送信するメールは自分が文面を確定させたタイミングで「価値」も確定してしまいます。非常にやりがいがある部分ですが、常に「顧客が感じる本当の価値」とは何かを問い続ける必要があります。
価値の解像度を上げるため、プロモーション担当でありながら、セールス現場の案件対応にも並行して入っています。

価値提供の最前線に身を置くことで、自分の仕事が多くの人へどう貢献しているかを肌で感じています。

ー入社してから感じた、トヨクモの組織に対する「課題」はありますか？

トヨクモの良さである「変化」というものに対して、良い面も苦労する面もあるというのが正直な感想です。

トヨクモは常に新しいことが起こっていて、飽きがなく楽しい反面、「後続に細かなところまで引き継ぐ余裕がない」という側面があります。個々の活動スピードが速くなるからこそ「この人しか知らない」という情報も生まれやすいのではないでしょうか。
私自身も会社の変化のスピードについていく中で、「情報やノウハウを見える形に残すこと」や「自分の担当領域以外へのキャッチアップの遅れ」には課題を感じています。
内定者インターンの時代には自分がグループ会社の製品プロモーションと営業活動を同時に行うなんて、想像だにしていませんでしたし…笑

この「変化の多さ」を楽しみつつ、同時に「属人化」や「ナレッジの共有」といった組織課題にも主体的に取り組んでいくことが、トヨクモで働く全てのメンバーに求められていると感じます。

ー最後に、今の根岸さんの目標を教えてください。

変わらず、「トヨクモ最速」です。

入社して半年以上経過しましたが、まだまだこの目標に固執していきたいと考えています。内定者時代と違い、多くの人と関わるようになって学ぶ機会が増えたからこそ、その分自分の未熟さも痛感しています。
そんな状況だからこそ、「最速」という目標に固執することで、「1日でも早く」「1回でも多く」施策を試す機会を自分自身で創り出していきたい、これが今考える「最速」を実現する方法です。