相澤 彩花
Ayaka Aizawa
新卒で客室乗務員として航空会社に就職後、2019年にトヨクモに中途入社
目次
前職のお話とトヨクモへの入社経緯を教えてください
新卒で入社した会社はトヨクモとは全く別の世界で、客室乗務員として空の上で働いていました。
非常に楽しくやりがいのある仕事ではありましたが、紙を多用するようなアナログな業務に葛藤していた部分がありました。システム化することでもう少し業務を効率化出来るのではないかと思いながらも、何万人もいる企業の1人なので抜本的な改革はなかなか難しい状況でした。そのことがきっかけで、自分自身がIT業界へ行きたいと感じました。ちなみに当時はMacの電源の落とし方も知らないくらいのITリテラシーでしたが、IT業界への抵抗感は特になく、むしろITを通した仕事をしたいと思っていました
そんな時に、サイボウズ社に勤めている友人から「トヨクモ(当時のサイボウズスタートアップス)が良いんじゃない?」と勧めてもらったことがトヨクモとの出会いでした。当時はオフィスが家から徒歩圏内であったこともあり、ご縁を感じたので勧めてもらった翌日にはエントリーしていました。
最終的に選んだ理由は「情報サービスをとおして、世界の豊かな社会生活の実現に貢献する」という(当時の)企業理念が、まさに自分が前職で葛藤していた部分とマッチしていた点です。また、スピード重視とその当時から謳っていましたが、そのスピード感を選考で体感出来たことも惹かれたポイントです。書類選考通過から2回の面接を経て内定まで5日以内というサクサク進んだ選考は気持ち良かったです(笑)
入社~現在の業務内容を教えてください
業務については、自分が興味のある分野に「ハイ!」と手を挙げれば、任せてもらえる点が魅力だと思います。
入社以来、様々な新しいことにチャレンジさせてもらっていますが、もちろん初めは苦労をしました。私自身は比較的新しいものが好きなので、いい経験をさせてもらってるなと感じています。
入社~2年目までは安否確認サービスの営業活動を行っていました。その他にはセミナーや資料作成、ヘルプページの作成など幅広く経験させてもらっていました。
前職では相手の顔が見える対面での接客を行っていたので、声だけでコミュニケーションをする電話業務は非常に緊張していました。資料作成については、当時の上司に向いてるねと言っていただき担当することとなりました。自分自身も楽しいと感じる業務だったので、適性を見て任せていただけたことは非常に嬉しかったです。
特に苦労した点は、ほぼ0に近かったITリテラシーの向上です。先輩社員に感化され必死に追いつこうとIT分野のインプットに励んだことで、キャッチアップできたと感じています。トヨクモは「ITが苦手という方でも直感的に使えるサービス」を提供していますので、そんな方達に納得いただける言葉で製品の魅力を伝えられる点は自分のアドバンテージだと思っています。
3年目からはkintone連携サービス専任のグループが出来上がり、途中からマネージャーも経験しました。kintone連携サービスは設定や組み合わせ次第で様々な使い方が出来るので、色々頭を使いながら試行錯誤するのが大変でもあり楽しさも感じていました。
新しい業務で言うと、展示会出展の企画やユーザーフェス運営などのイベント関連とYouTube動画製作やスタジオ配信担当などの動画関連を担当しました。こういった書き方をすると1人でやったように見えますが、それぞれの仕事でメンバーや役員と協力をいただきながら、何とか進めることが出来ました。
動画関連は経験はなかったので、カメラや音響は他社の詳しい方に話を聞きながら技術を学んでいきました。ここも興味がある分野でしたので、非常に良い経験になりました。
現在はCSというご契約中のお客様を対象とした部署で、問い合わせサポートをしつつファンマーケティングの立ち上げを行っています。トヨクモのファンを増やすための活動を行っていて、普段から業務効率化とお客様視点の良いバランスを模索していた私にとって理想的な施策に携わることが出来ていると感じています。
現在はユーザーを招いて交流会を開いたり、ノベルティを考えたりと今まで以上に未経験の領域で奮闘中です。新しい分野を学ぶときは、関連する書籍を5冊読めば大枠は分かると思っているので、本を読み漁りました(笑)
ただ、この分野はすぐに何か結果が数字で現れるものではないので不安もありますが、仮説を持って施策を実行しているので信じて進んで行きたいと思います。
これまでで印象に残っている仕事はなんですか
印象に残っている仕事は大きく2点あります。
1つ目は入社2ヶ月で展示会でミニセミナーを担当したことです。
元々人前で話す機会は多かったのですが、セミナー経験は全くありませんでした。上司から不意に「イベントでセミナーやってみない?」と機会をいただいたのですが、製品知識が足りないと感じてたので不安が大きかったです。知識がない方と同じ目線の私だからこそ伝わる内容を意識し、先輩のアドバイスを元に何度も練習しました。その結果、多くの見込み客を獲得でき、先輩社員と一緒に月間MVPをいただいたことは印象に残っています。
2つ目はユーザーフェス(ご契約中のお客様向けの配信イベント)でお客様のkintoneライフに関われたことです。
トヨクモ製品をご利用中のお客様に登壇をしていただいたのですが、この経験をきっかけに外部へアウトプットする姿勢を後押しできたり、kintoneの構築スキルをビジネスに活かすお客様もいました。
普段から製品を愛用して下さる皆さんのkintoneライフに関われたことが非常にやりがいを感じました。
個人的なエピソードですが、前職の業界の方にも関わる機会があり、トヨクモ製品が業界のIT化に貢献できたと感じられた時はじんわり熱いものを感じました。
これまでのご経験が生かされたのはどんな時でしたか
前職はITとは程遠い世界ですが、「顧客起点」という分野で活かせていると思います。ユーザーはどんなコンテンツがあると喜ぶか?これを模索しながら現在のファンマーケティングの活動に励んでいます。「他の人はどんな使い方をしているか知りたい」そんなユーザーの思いに貢献できるようなコンテンツを用意し、ユーザー交流会のアンケートで満足度として結果に現れたことは嬉しかったです。
他のエピソードですが、前職で機内アナウンスの社内資格を取ったことがこんな所で活きたか、と思ったのは株主総会の司会ですね(笑)「絶対に噛んではいけない」というプレッシャーは今までになく緊張しましたが、意外なところで経験が生かされて嬉しかったです。
今後のビジョンを教えて下さい
トヨクモユーザーの輪を広げ、トヨクモ製品や(関係ない話でも笑)悩みを共有し、業務改善に貢献できるようなコミュニティを作っていきたいと思っています。
ファンマーケティングの領域では、いかにお客様のニーズを掴み、機能面/情緒面での価値を与えることができるかが重要となります。その為、PDCAというよりはOODAを回し、臨機応変に様々な施策を打ち出していきたいと思います。
引き続き、お客様に近い立場で会社とユーザーの懸け橋になれるよう様々なことに挑戦し続けていきたいです。