転職先は正直どこでも良かったんです
2019/06/18
北川 俊太
Shunta Kitagawa
早稲田大学基幹理工学部機械科学・航空学科 卒業。2018年 トヨクモ株式会社 入社
目次
今までのキャリアに関して教えてください
大学時代は、機械工学科で流体の研究を行っていました。
ただ、それを仕事にするつもりはなく、自分の好きなことは何かと考えたところ、数字解析をする際にプログラムを触っている時間が楽しいと感じていました。 タイミングよく人材紹介会社からSIerを紹介していただいて、そうしたご縁で入社を決めました。
SIerでは、主にC#やPHPを用いたWebアプリケーション開発からインフラ部分まで幅広く携わっていました。 プログラミングは学生時代に授業で勉強した程度でしたので、実務にて経験を積みました。 また、SIer時代に出会った尊敬する上司の影響で、勉強にも熱心に取り組みました。 『計算機器プログラムの構造と解析(SICP)』という本をとにかく読み込みました。 業務に凄く役立つ書籍なのですが、この本に感銘を受けてもっと多くの人に学んでもらいたいと思い、10人程度のメンバーを集め、読書会も60回ほど実施していました。 そこで経験を積み、今後は自社のプロダクトに深く関わりたいと思い転職を決意しました。
次に入社したのは、転職サービスの開発を行っている事業会社でした。 インフラ整備による低コスト化やサーバー負荷の軽減、新規機能の開発などを担当していました。仕事にはとてもやりがいを感じていました。
そんな中、なぜ転職をされたのでしょうか?
実は、評価制度に納得ができなかったんです。
一人一人に数値目標が課されており、達成をしたら評価が上がるという制度でした。 「ユーザー目線でサービスのバリューを高めること」がミッションではなく、各メンバーが「自分の数字を達成するための開発」を優先させてしまっていたんですよね。 個人が自分の評価を上げるための仕組みではなく、お客さんを第一に考えた開発がしたいという想いのもと、転職活動を行いました。 そんな中、トヨクモからのオファーを受け、話を聞いてみたら会社の方針にとても共感し入社を決断しました。
トヨクモでの業務内容を教えてください
FormBridge、kViewerというプロダクトの開発を担当しています。
FormBridgeは、Web上に公開するフォームを作成できるサービスです。 入力されたデータはkintoneに投稿でき、ホームページでのお問い合わせ受付や申込み、アンケートなどのフォームが簡単に作成できるようになります。
kViewerは、kintoneアプリに登録されたデータを、外部に公開するための連携サービスです。 このサービスを利用することで、kintoneのユーザーライセンスを保有していないユーザーも、kintone内の情報をリアルタイムに閲覧できるようになります。
両プロダクトはとてもシンプルな機能なのですが、様々な使い方ができますし、他サービスと掛け合わせることでかなり使用法の幅が広がります。 これらのサービスはまさにUNIX哲学を体現しているなと思います。シンプルな作りであるため、スピード感を持って改善を繰り返すことができています。 ユーザーからの声に耳を傾け、どんどん改善を繰り返して行く。これがお客様から高く評価いただいている理由かもしれません。
自身でスケジュールの設定もしているため、期限に追われている感じもなく、ユーザーファーストを意識した開発が実現できていると思っています。
トヨクモの魅力を教えてください!
エンジニアとして、組織として、この2つの視点からお伝えさせていただきます。
まずエンジニアとしては、1サービスを1人で担当できることだと思います。 設計〜実装〜効果検証まで携われる機会はなかなか無いのではないでしょうか?全員が「ユーザーに喜んでもらいたい」 という考えを持って開発に取り組んでいるので、エンジニア全員の開発理念が同じで、一緒の方向を向いて開発できる環境はストレスを感じません。 モチベーションが低い方と働いた時や、自身の評価のためだけにこの機能を実装したいと聞いた時は、自分のモチベーションも引っ張られて下がってしまいます。 周りも優秀なエンジニアが多いため、刺激を受けながら切磋琢磨することができています。
組織としては成長や意思決定が早く、社内制度も整っている点は魅力だと思います。 中でも、社内制度に関しては特に魅力に感じて頂けるのではないかと思います。
新しく入社される方に合わせて、お互いがwin-winになれるように配慮されています。 先日の事例ですと、出産を控えた配偶者がいる社員のために、育休を安心して取れるような制度や環境を整えていました。 それぞれが抱える働き方に関しての不安を取り除くことに、前向きな環境があります。
全社員がワンフロアで仕事をしているのですが、開発メンバーの島が社内の中でも割と騒がしい場所にありましたので、開発チームの島を丸ごと引越しさせてもらいました。 小さなことではありますが、それぞれがストレスに感じることは異なる中、それに対してきちんと向き合って一緒に解決してくれるところは組織においての魅力だと思います。
なぜ、優秀なエンジニアが集まっているのでしょう?
サービス・企業としての魅力はもちろん、「利益を社員に還元する」という会社の方針に共感している人は多いと思います。
例えば、年収のベースをあげることで、年収の高い優秀な人を採用できる→利益が生まれる→年収のベースをさらにあげる…という良い循環が生まれると思っています。 社長や経営陣だけが得するような仕組みの会社は、たくさんあると思うのですが(笑)、トヨクモはその逆をいく思想を持っているため、安心して働くことができています。 年収だけでなく、福利厚生や社内制度も充実していますし、会社も個人も成長していこうという考え方ですので、安心して働くことができています。
応募を迷っている方へのメッセージをお願い致します!
優秀なエンジニアとは「基礎がしっかり理解できている人」だと個人的に思っています。コンピューターサイエンスを理解し、基礎を徹底することで初めて応用編に進むことができます。 応用編は派手でカッコよく見えるので誰もが飛びつきたくなる気持ちも分かりますが、応用だけできても全く意味がありません。
サービスも同様で、結局シンプルで使いやすいものが一番なのです。 トヨクモのプロダクトはシンプルな作りになっているものの、組み合わせによって様々な使い方ができる、という点は当社のプロダクトならではの魅力です。 成長途上のフェーズで、各エンジニアが会社・サービスをより良くしていきたい、お客さんに喜んでもらいたいと思って開発をしています。
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ご応募お待ちしております!